スペイン賃貸住宅事情

最近の報道によると、スペインの家賃は高騰しており、住居を見つけることが困難になっています。2018年に発表された記事によると、5年前と比べて住居の値段は48.8%も高騰しているそうです。

また、更に状況を悪くしているのはokupa の原因があります。Okupaとは、空き家や廃墟などに不法占拠して住みつく人々を指す言葉ですが、契約後家賃を払わずにそのまま住み続ける人に対しても使う言葉です。

スペインでは大家さんよりも借りる側の権利を優先するため、法律上家賃を払わないテナント追い出せないのです。賃貸物件を持つ大家が、問題を避けるため賃貸より物件を売却するケースが多くなり、賃貸の物件が非常に少なくなった結果、家賃も高くなっているのです。

スペインでは不動産会社に仲介手数料が発生することが一般的です。

前にはないケースでしたが、今回お客様の賃貸契約のお手伝いをさせていただいた際、不動産会社を通し、支払い能力査定する保険会社の審査を通らなけば家も借りることができず、物件を見た日に借りる意思を伝えなければならない状況でした。

様々な状況を踏まえ、スペインに住む場合賃貸には十分な注意、知識が必要です。
家を探す、または契約の際にも重要な点が多くあります。物件を見に行った時のチェックや、契約書をしっかりと読み、保証金や手数料について確認することは必須です。現地の人に意見やサポートを求めることをお勧めします。